2014年1月13日月曜日

昨晩は面白いメンバーと晩御飯を食べた。それは、父親と父親の友人、そして彼らの息子達だ。同年代や年上の先輩方それぞれと個別でご一緒することは多いが、それが混ざって、しかもそこに父親が居たことはない。新鮮な企画だ。新潟から遠方来てくれた方が日本酒を用意しており、結構お酒も入って盛り上がった会になった。

その会の中で、気になった会話があった。それは、

「日本の若手は、国外に出たがらない。商社マンでもそういう人が増えているらしい。」

というもの。商社マンがそうなのかは後ほど友人に聞いて確認するとして、本当に以前よりも若者は国外に行っていないのだろうか?



僕が香港で4年暮らし、今はMBAを取りにアメリカへ渡っているからか、僕の周りは全く逆で、留学にせよ駐在にせよ、海外に行く友達が急増している。今は行っていなくても、「近いうちに是非」と考えている友人はとても多い。

更に、僕が目を通している雑誌やオンラインの記事にも、海外に出て挑戦している人を特集しているものが多く、そしてそれを目指している人の数も増えているように思っていた。

なので、「日本から出たがらない若者が増えている。」と聞いたときは驚いた。


そこで、自分でデータを拾って、簡単に検証してみることにした。


グラフ1:日本人海外留学者数の推移
 
出所:OECD

先ず、世界各国の大学学部や大学院へ留学している、日本人留学者数の推移を見てみた。すると、なるほど、確かに日本人の留学者数は2004年をピークに2009年まで減少しているようだ。


次に、日本人若者の総数を調べ、その内どれくらいの割合が留学しているのかを算出してみた。日本人若者の総数には15~30歳の日本人、その中からのみ留学生が出ているという前提を置いた。

グラフ2:日本人留学者の割合
出所:OECD、国立社会保障/人口問題研究所

 すると、2005~2009年にかけての減少率は、グラフ1よりグラフ2の方が低く、ピークが2007年に変化している。留学者の絶対数よりも、割合の減少率は低いと言える。減少していることに変わりはないのだが。。。

最後に、日本人MBA生数についても見てみた。以下、10校(HBS、Stanford、MIT、Wharton、Kellogg、Columbia、Chicago、NYU、 Berkley、Dartmouth)の在校生総数を見てみよう。

グラフ3:10校のMBA在校生数の推移
出所:Axiom

2009年をピークに絶対数が落ちているものの、2014年には80人程度まで回復した、というところか。


あまりにざくっとしたコメントだが、確かに留学生数は減少傾向にあるようだ。


僕は、海外留学が一概に良いとは思わない。細かくは述べないが、日本の大学が優れている点もある。しかし、「何となく留学って楽しそう・挑戦してみたい。」といった自分の内なる声があり、「卒業後借金まみれにならないような、資金確保の手段がある。」場合は、是非学部や大学院を含め、留学してみると良いのではないだろうか?

僕が香港やアメリカに少し住んでみて思うのは、新しい人と知り合い、異なる文化を理解し、新たな世界に触れることはとても楽しいということだ。

巷では「視野を広げる」というのかもしれないが、これはこんな陳腐な言葉で言い表せない面白さが詰まっている。そういう意味で、僕自身、学部時代に交換留学して一年卒業を遅らせ、今こうして2年間の機会費用や学費諸々の費用と引き換えに、MBA留学していることを後悔したことは、一度も無い。

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