前の投稿から早数年。今回、卒業10年目の同窓会へ参加したので、久しぶりに筆を執ることとした。
5年前、実は同窓会へ参加する予定だった。企画委員会にも入り、フライトも予約。しかし、直前でコロナが世の中を襲い、キャンセルになったのだ。
あれから5年。今回は、まだ幼い子供達も連れてく予定だったため、ニューヨークの治安悪化が最後まで気がかりだったが、結果的に行って良かった。
同窓会のプログラムは、卒業式後の、5月末の金土2日間。①日中にオンキャンパスで講義 ②夕方からオンキャンパスで家族Okのイベント ③①と同じ ④夜に大人のみ、オフキャンパスでカクテルパーティ だ。
自分は②を家族同伴で、④を自分のみで参加とした。事前に同級生達とチャットし、①と③は殆ど誰も参加予定でなかったからだ。
ここで驚いたのは、イベントの参加費用。②は家族全員で$300ドル、④は一人で$200ドル位した。そのためか、何れのイベントもアメリカ人同級生がかなり少なく、自分も含めた留学生、特にラテン系(南米/中米/ヨーロッパ等)の友人が多かったと思う。(ニューヨーク近辺に住むアメリカ人にすれば、自分達で勝手に集まればこと済むということなのだろう。)
学生時代も、パーティ等の楽しいイベントには、ラテン系の友人が多く参加していたのを思い出した。当時と変わっていないw
②の家族同伴イベントは、新キャンパスへ初めて降り立ち、お世話になった人達にも会えて良かった。
が、鉢合わせた同級生達と別部屋で話していたら、30分ほど経過。幼い子2人と共に、知り合いが殆どいなく置いていかれた妻にブチ切れられ、あえなく退散。
結果的に何も飲み食い無く、意図せずして$300を全額学校へ寄付することになった。家族同伴OKとは言え、実際に家族同伴でいたのは数百人中10人以下だったと思う。 以後、同窓会等のイベントには自分のみで参加すると妻と同意したw
一方、周りのハーレム地区は治安が良くなさそうなのと、校舎が大き過ぎるため、ふとすれ違った同級生との会話を楽しむ等の機会は減りそうだと思った。自分のMBA時代の思い出は、小さく窮屈だった旧校舎にあるので、一抹の寂しさも感じたのが正直なところだ。
かくして、④のカクテルパーティが自分にとってのメインイベントとなった。
West Villageにある会場までUberで向かい、到着。専用エレベータを登って降り立つと、そこには久しぶりに会う懐かしい面々が。10年経ったものの老けこむことなく、当時と見た目が変わらない友人が大半だった。(一部、仕事が忙しそうな同級生はそうではなかったがw)
5年前であれば仕事が話の中心になっていたかもしれないが、今回は家族が話の中心だった。
未だ独身の友人も数名いたが、大半は結婚し、子供を一人もうけているケースが多かったと思う。自分は、この秋に3女が産まれるという話をすると、かなり驚かれた。
確かに、当時の自分を振り返ると、そもそも今結婚してること自体が驚きで、3人目が産まれると聞けばみんなのリアクションは当然だろう。何も不思議ではないw
仕事については、金融・テックジャイアントの現法トップや起業→売却、ファミリー企業引継ぎ、自分のように投資会社へ勤務、なかには専業主婦等、皆それぞれ。自分のフィールドで活躍している感じで、全体的には、仕事より家族を中心に日々生活している同級生が多かったと思う。今がそういう人生のステージなのだろう。
住む場所については、ニューヨークやニュージャージー、コネチカットに残ってる人。ロンドンや香港等の英語が使える都市に住んでる人(ロンドンはヨーロッパ出身者、香港は自分含めアジア出身者)。そして母国へ戻ってる人という感じ。
ブルックリンに住むアメリカ人同級生と話して驚いたのは、子育て費が高いということ。Day-care(日本で言う保育園?)は3,000ドル程度、Nanny(ヘルパー)はフルタイムが4-5,000ドル程度で、食費や家賃もここに乗ると、お金が貯まらないと嘆いていた。(ちなみに彼は、ミッドキャップのPE投資ファンドへ勤務中。)
香港は1,000ドル位で、フルタイムのヘルパーが雇えるので、子育てには良いよと伝えておいた。(但し、家賃・教育費・食費等はアメリカと変わらないか少し高い。)
家賃や教育費、食費等を考えると、アメリカの物価/生活費は日本の3倍のイメージだろう。相当稼がないと、余裕を持って生活していくのはなかなか辛そうだなと感じた。トランプ支持者が増える要因の一つであることを、肌で感じた。
そんなこんなで、あっという間に時間が経ち、11PMになったところで1次会は終了。自分は気付いたら、7-8杯のマルガリータを飲み干していた。
それでは話足らず、大勢で近くの別バーへ。結局、家族の眠るホテルへ戻ったのは、翌朝330AMだった。
卒業して10年経ち、同窓会へ参加して改めて思うが、コロンビアMBAで2年間過ごして心の底から良かったと思う。こうして、濃密な時間を共に過ごした、心許せる友人を多く持てたことが一番のリターンだと思う。
次の5年後の同窓会、それまでに少しはあるだろう結婚式等のイベントで、また多くの同級生と会って話すのが今から楽しみだ。
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