月曜の午後に到着して少し休憩した後、僕達のプロジェクトを担当してくれているHBS出身のエチオピア系アメリカ人の女性と飲みに行った。幼少からアメリカで教育を受け、HBSを卒業し、エチオピアへ来た女性だ。クラスで扱ったケースの主人公でもある。
賢い一方チャーミングさも兼ね揃えている。良い教育を受けており、エチオピアで希少な人材の一人なのだろう。去年、ダボス会議のYoung Global Leaderに選ばれたと言っていた。
そして、トリップ前半のハイライトは、プロジェクトのクライアント会社の社長とのランチだ。イタリアの植民地下であった歴史の影響でエチオピアで営まれている、特に美味しいと評判のイタリア料理屋へ向かった。
彼はパリっとしたスーツに、色を合わせたネクタイとハンカチを纏った装いで、颯爽と現れた。オーラがある人だ。
事前に簡単に調べたところ、どうやらダボス会議や他の機関で、僕のメンターと面識がありそうであった。そこで質問してみたところ、予想は当たっていて、来週に香港でメンターと会うとのことであった。
狭い世界である。
お昼から、ワインのボトルを数本開け、ランチを楽しんだ。彼との会話を通して、自分に足りていない面を多く感じることが出来、とても勉強になった。以前からメンターとの会話を通じて感じていたことではあるが、まだまだ不足している面ばかりだ。道のりは長い。経験を多く積んで行く中で、一歩一歩改善していきたいと思う。
彼の話で興味深かったのが、日本とエチオピアとの関係である。両国共に、西欧諸国との戦いに勝利し、屈しなかった共通項がある。アジアとアフリカそれぞれの地で、他国とは違う歴史とメンタリティを持つ点で似ている。挨拶の際に頭を足れる点も同じとのことだった。
裏話で秘密にするよう言われたので詳細は書けないが、日本とエチオピアの王族同士でも深い関係があるとのことだった。まさか日本がアフリカの国と、以前から関係があると知って驚いたと同時に、とても親近感を感じた。
何人かのエチオピア人と話をしてみて、何か似た感覚を持っていると感じた。正直である点や周りへの気配り等をする点で日本人と似ている。僕はこういう感覚を大切にしたいと思っている。
これまでの歴史、共通項、アフリカの中でも地理的に近い事実、今後見込まれる成長等を踏まえ、将来ビジネスを通じて関係を持ちたい国の一つとなった。
首都であるAddis Ababaの空港にて。空港や町並みは、ミャンマーやベトナムといったアジアの新興国を思い出させるものだ。
エチオピア料理。一つのプレートを皆でシェアするスタイルで、野菜と肉が上手くミックスされていて美味しい。通常は特別な行事がある時に食べる料理とのことだった。
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