2017年9月30日土曜日

前回の投稿から半年程度の月日が経った。ニューヨークは暑かった夏が終わり、半袖で出掛けると肌寒いくらいの天候で、美しい秋の様相を呈している。

タイトルにあるように、明日ニューヨークを発ち、香港へと向かう。ニューヨークから西海岸まで、アーチーズ国立公園やヨセミテ国立公園等アメリカが誇る大自然を訪問し、車で10日程度かけてドライブをする。アメリカを東から西へ横断した後、2年ぶりに東京を訪問し、香港へ出発だ。


香港へ向かうのは転職をしたためだ。2年間経営陣としてお世話になった会社を辞め、以前少し働いていた香港のPriavte Equityファンドに参画する。MBA生活が始まって以来、ことある毎にお誘い頂いていた香港のボスともう一度働きたいというのが、最も大きな決め手だ。


MBA卒業からの2年間で、パートを含めて50人程度の会社の本部を、基本的に一人で回してきた。財務や戦略はもちろんのこと、PL/BSをゼロから作る経理、総務、人事、法務等、幅広い仕事内容を、時には外部の人に相談しながら自分でひたすら実行することで学んだ。

誤解を恐れずに言うと、当初想定していなかった、厳しく辛い経験を数多くする中で、事業家として人間として成長できたと思う。自分では、この2年間を今後のビジネスにおける修行だったと考えている。

当初は長い期間働こうと考えていたが、諸々の要因に加え、今回香港のボスからの誘いを断れば、二度と誘ってもらえないと思ったので、このタイミングで転職を決意した。


実は既に次の仕事が始まっている。2年ぶりにスーツにネクタイを纏い、格式高いミッドタウンにあるメンバー制クラブにて、とある州知事等とのミーティングをこなした。

これまで何度か参加したシンクタンクのAnnual Dinnerにも再び呼んで頂き、カナダや韓国の首相ら世界の名だたる人達に混じり、タキシードで会を楽しませてもらった。この2年間過ごした世界とは、ある意味正反対にある世界であり、何か不思議な気分になったのが本音だ。


ニューヨークのマンハッタンには計4年住んだ。住み始めた頃はビジネススクールにせよ街にせよ、当時の自分には聞き取れない位早かった英語と、強気で攻めてくる態度の人々に面食らっていたのが、今では懐かしい思い出だ。

”New York City: If you can make it here, you can make it anywhere" という有名なフレーズがあるが、ここまでは思わないものの、国籍関係なく様々な人と関係を築き、英語圏で仕事をしていく上で大きな自信になったことは事実だ。20代後半から30代前半の時を、競争が激しく厳しい環境であるニューヨークで過ごせて良かったと思う。

一方、州・市税や家賃が高く(自分の感覚では東京の二倍。香港は更に高く、ニューヨークの1.2-1.3倍位なのだが爆)、自分のオリジンがあるアジアから遠いので、長期的に定住する場所ではないと思った。一般的に言ってかなり高い年収を稼ぐか、数億を超える資産を持っていて、例えばUptownやHampton等に別荘を持っているのであれば別だが。特に僕の年齢位までの若い層は、貯金や投資へ回す資金がそれほど無く、その月凌ぎの自転車操業に近い生活をしている人が多い印象だ。


取り留めもなく書いてしまったが、最後にニューヨークにてお世話になった様々な人には深く感謝している。最後1ヶ月位で、思いつく方々に会い、色々な激励の言葉を頂き、送り出してもらった。改めて、沢山の方々のおかげで、自分のニューヨークでの4年間があったのだと再認識した。僕ができることは、新たに働くファンドにて期待以上の活躍をすると共に、皆さんが香港を訪問された際に、美味しい飲茶をご馳走することなのかなと、勝手に思っている笑


さて、明日の正午に出発するにも関わらず、未だパッキングが終わっていないので、そろそろ筆を置くこととする。今回は、実家に何も荷物を送らず、大きいスーツケース2個とゴルフバッグ1つ、バックパック2つで帰る予定だ。かなりの物を断捨離したのだが、結構身軽に動けるものだなと自分でも感心した笑


彼女の愛猫であるRain。ニューヨークを離れる上で、一番寂しいのはRainを連れて行けないことかもしれない。13歳の猫で人間だと老人なので、10時間を超えるフライトを荷物部屋で牢屋に入れるのは耐えられないと思うので。Rainには毎日癒してもらったので、心から感謝している。

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