さて、前回の投稿でPeter Thielの講演に行き、とても興奮したことをお伝えした。が、先週の日曜はそれを上回る位興奮するイベントに参加してきた。
American Museum of Natural Historyという大きな美術館にて開催されたCharity Dinnerだ。僕の元ボスでありメンターのビクターがBoardを務めるシンクタンクが開催したイベントで、世界各国から著名人が集まっていた。
具体的には、キッシンジャー氏、現メキシコ大統領、元イスラエル大統領、ロバート・デ・ニーロ氏、クインシー・ジョーンズ氏、元シンガポール首相(本人は高齢のため現外務大臣)ダボス会議の会長等だ。錚々たる面々である。
彼らはそれぞれ壇上でスピーチをしたのだが、僕は特に元イスラエル大統領のShimon Peres話が印象に残っている。ご存知の通り、今イスラエルはパレスチナと再度戦争状態にあるが、彼はそれを憂い、平和について強く訴えていた。それは決して上から目線で伝えていたのではなく、心からそれを思いゆっくりと我々に語りかけるように。
更に、会の最後には若干17歳にしてピアノ界の天才である青年がスピーチをし、ピアノの生演奏をして会は締めくくられた。僅か17歳だが、音楽が社会へ果たす役割を堂々と述べ、それに対する寄付を参加者へお願いしていた。素晴らしいのは、実際に発展途上国を含む様々な土地を訪れ、音楽の力で人をインスパイアしている点だ。感心すると共に、自分も社会に対して恩返しをするべきと感じた。
ここまででも十分興奮していたのだが、僕がこの晩最も興奮したのは、実は会が終わってからだった。兼ねて本ブログで何度も尊敬している人として伝えていたが、遂にグロービスの堀さんとお会いすることが出来たのだ!
会が終わった後にビクターへ挨拶へ行くと、そこには堀さんがいた。若々しく、がっちりした体つきをされていた。正直かなり緊張していたため、堀さんにどれだけインスパイアされているか伝えられなかったのは残念だったが、挨拶をさせてもらい、一緒に写真も撮ってもらった。一ファンとして大興奮の瞬間である。(今回は単なるファンとしてだったが、次回は起業家かビジネスマンとしてお会いすると勝手に心に誓った。)
この晩僕が強く思ったのは、堀さんにせよ、ビクターにせよ、元イスラエル首相にせよ、国を代表するレベルの世界のリーダー達はとても自然体であるということだ。とても近づきやすくフレンドリーである。
仕事で切羽詰まる時はさすがに違うのだろうが、あれだけ自然体でチャーミングさも兼ね揃えているので、周りの人が彼らをサポートしようという気になるのだろう。だからこそ彼らは国を代表するまでのリーダーになったのだと解釈した。
僕はこれまで良きリーダーとは、強いカリスマを持ち、強烈な威厳と存在感を持って周りを引っ張って行くという勝手なイメージを抱いていた。だが、それは違っているのかもしれない。普段は自然体でありつつ、必要な時に方向性を示して行く姿こそが、自分が目指すべき存在なのかもしれないと感じた夜であった。
ディナー会場の真上には大きな鯨がいた!
壇上から直ぐのテーブルにいたので、目の前で素晴らしい人達の話を聞くことができた。とてもInspirationalな夜であった。
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