2014年4月22日火曜日

2週間前にまさかの雪が降ったNYだが、その後は概ね気持ち良い天気が続いている。太陽が顔を出し、気温が15度くらいに達すると、半袖に半ズボンの男女が多くなるのが面白いところだ。日光を存分に浴びるぞとばかりに、少し位の寒さは我慢しているのだろう。


先週、CBS Mattersをクラスメート達の前にて発表した。CBS Mattersとは、コロンビアにある良い慣習の一つで、「What Matters the Most to You?」という問いに対して、生徒がプレゼンを行うものだ。お互いをより良く知るために数年前に始まり、今では大体2〜3週間に一度の頻度で行っている。

これまで10数名のクラスメートが発表しており、僕もいつか自分自身について皆に話せればなぁと何となく考えていた。しかし、クラスメートの大半とはまだ距離を感じていたし、来年にしようと思っていた。

が、3月のスキートリップやJapan Tripにて、CBSコミュニティの一員になれたと強く実感出来たことから、このタイミングで立候補し発表することとした。


プレゼンのネタを考えるのに「自分にとって何が最も大事か?」という問いをしばらく自分に問いかけてみたところ、自らの"Principle"が最もしっくり来た。自分の考えや思想の根幹を無し、詰まるところ僕の日々の行動、そして人生を形作っているコアだと思うからだ。本を読むにしても、人と話すにしても、Principleに関するものは全く飽きない。

プレゼン用に、幾つか自分が大事にしているPrincipleの内、家族や高校時代、そしてCBS生活を絡めて話せる大事な3つに絞り、発表することにした。


真面目なトピックなため、なるべく皆を楽しませるよう、自分なりのユーモアを随所に散りばめた。そして、何より大事にしたのは、このブログのタイトルにもある通り、思っていることをStraight且つ正直に語ることだ。自分のパーソナリティで重要な要素の一つだし、何よりせっかく発表することにしたのだから、そのままの自分を皆に知ってもらいたいと思ったのだ。


発表当日は、Japan Tripにも来てくれたロシア人のDに「International Person」という身に余る紹介をしてもらい、プレゼンを始めた。用意していたユーモアは幸運なことにどれも受けた。伝えたかったことも言い切れた。何より良かったのは、終わった後に10人程度のクラスメートから「Great Job!」と言ってもらえたことだ。

これまであちらからは一度も話しかけてくれなかったスペイン人のMも、発表の後バーに行った際に「Straight7, you did fantastic job!」 と声をかけてもらえた。CBS Mattersを仕切っていて、来年学年全体のSocial ChairになるKからは、「来年是非、学校全体のCBS Mattersにて発表してくれ。」と半分お世辞のコメントをもらうことができた。


振り返ってみると、僕の何となくのキャラクターをクラスの皆が既に知っていたことに加えて、包み隠さず、そしてユーモアを交えて思っていることを素直に伝えたことが良かったのかもしれない。

HBS卒生の方が書いた「パンツを脱ぐ勇気」にもあったが、気持ちの面でガードを完全に下げ、皆の懐に果敢に突っ込むことが出来たのかもしれない。


最近、プライベートでずっと壁と思っていたことも乗り越えることが出来たし、クラスの皆とも益々仲良くなることが出来た。元々秋にLBSへ交換留学する予定だったのだが、それを春へずらすことにした。長い秋学期に、クラスに限らず同級生の皆ともっと素晴らしい時間を過ごせると思ったからだ。

もう少しで春学期は終わるが、5月末にはイスラエルへ40名の同級生達と行く。そして、インターンや仕事を挟んで、夏休みの終わりにはギリシャにて100名の同級生達とセーリングトリップに行くかもしれない。

コミュニティの一員になって思うのは、CBSの同級生は皆それぞれ素晴らしい人物で、彼らのパーソナリティを深く知ること自体が楽しく、そして大事な財産だということだ。


キャリアへのフォーカスが若干薄まっていることに危機意識があるが、それ以上に今は同級生達との時間を大切にしたいと思っている。


Wall Streetの一流ホテルにて行われたSpring Gala。同級生達がタクシードとドレスを身に纏い、飲んで食べて社交するイベントだ。本ブログには書けないことも含めて、思い出に残る夜になった。

快晴のキャンパスにて。生徒達が日光を楽しんでいる。

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