今期になって初めて利用したのだが、キャリアセンターというものがビジネススクールにはある。端的に言うと、学生の就職をサポートする機関だ。大学時代のそれを少し利用したことがあるが、全く本気度が違っていて驚いた。
コロンビアビジネススクール(「CBS」)のキャリアセンターも、なかなか充実した機能があるので、その特徴を説明していきたい。
先ず、アドバイザーと呼ばれる、就職活動の相談に乗ってくれる面々の経歴が結構凄い。自身がトップスクールのMBAや大学院を卒業している場合が多い。加えて、投資銀行やIFC、事業会社での経験も有している。従って、学生の状況をよく理解してもらった上で、実践的なアドバイスをもらうことができる。
こうしたアドバイザーが8名いて、夫々が週に数コマのカウンセリング枠を持っている。これに学生が、自分の都合に合わせてアポを入れられる仕組みだ。
僕も先日初めて利用したのだが、アプリケーションの添削からインタビューの簡単な練習に付き合ってもらった。親しみやすい人だったし、また必要に応じて利用したいと思っている。
次に、コーチングと呼ばれるプログラムだ。これは、コロンビアMBAの卒業生に相談に乗ってもらえる仕組みで、様々な業界の経験を有する現役のビジネスパーソン30名にコンタクトができる。僕自身まだ利用していないのだが、経歴が面白い人も多いので、近い内に利用してみたいと思っている。
そして、オンキャンパス・リクルーティングだ。企業が学校に来て、説明会を開いたり、夏のインターンや就職に繋がる面接を行うのだ。大手コンサルティングや投資銀行は勿論、事業会社やミューチュアルファンド等が来ている。
正式なリクルーティング・プロセスを取っている会社は、その大半がオンキャンパスで採用活動をしている。従って、そういった会社へ就職することを考えている学生は、このプロセスを利用することが必須となる。
続いて、様々なワークショップだ。これは、特定業界における就職活動のポイントを説明するものから、ネットワーキングのイベント、レジュメの作り方まで、色々有る。毎週2−3回の頻度で何かしらのワークショップが開かれているので、幅が広い。
最後に、会社からのヘッドハンティングシステムだ。これは、採用側に公開することを承認した学生のレジュメを、採用側が見て、コンタクトする仕組みだ。例えば、日本人同級生のYは、コンサルティング会社等から直接連絡があったと話していた。
CBSでは、採用側に見やすいように、レジュメのフォーマットを統一している。僕は、これを面倒くさがって最近までこれに統一していなかった。なので、未だ連絡がない。ようやく先週統一したので、近く何か連絡があるかもしれない。(もう遅いか。。。(笑))
これまで説明して来た通り、キャリアセンターの機能は思っていたよりも充実しているた。特に、留学生でアメリカでの就職を考えている人には有難い機関だと思うし、そうでなくても利用する価値が大いにあると感じた。
僕の場合、就職というよりも、それ以外の様々なプログラムの応募時に、お世話になろうと思っている。やはり、アメリカ人の他応募者との競争をくぐり抜けて選抜されることは、そう簡単ではない。色々な人の助けを借りて準備を周到に行い、ベストの状態で常に臨むことが必要だと考えている。
快晴の日のキャンパス。外は氷点下でまだまだ寒いが、気持ち良い天気だ。
0 comments:
コメントを投稿