2018年8月2日木曜日

幾つかの状況が重なって、香港にてベンチャーキャピタル投資(「VC投資」)を開始した。正確に言うと、今働いている会社では既にVC投資を行っていたが、僕自身がそれに関わり始めた。これまで通り、会社としてはもう少しサイズが大きいグロースエクイティ投資を中心に手掛けていくが、個人的にはVC投資にフォーカスしたい気持ちが強い。

振り返ると、自分がVC投資に初めて触れたのは学部生時代に遡る。当時インターンとして働いていたスタートアップは、金額は小さいながらもVC投資も行っていた。それから10年超が経った今、同じ時期に働いていたインターン生達が日本で著名なベンチャーキャピタリストとして活躍している。起業することはずっと考えていて、ニューヨークで実際にチャレンジしたが、自分がVC投資をするとは想像していなかった。不思議な感じで、何か流れのようなものを感じる。

先日、自分で見つけて交渉をした案件に投資させてもらった。自分にとっての初VC案件だ。見つけて交渉したと言っても、10年来の友人とHappy Hourで飲んだ際にそういう話になり、その後数ヶ月後に正式に打診をもらったもの。彼は連続起業家で、1社目も成功させている。ランチでビジネスプラン等について話した後、直観的に強いワクワクしたものを感じ、投資すべしと思った。

5月末に東京から帰ってきて以来、自分からコンタクトをして、VCやスタートアップ関連の人に多く会っている。香港は人口が700万人超と小さいが、この業界は盛り上がっている。幸い、アクティブに活動しているHorizon Ventures(実際は香港を拠点に北米やヨーロッパに投資)、SIG、Arbor Venturesにはコロンビアの卒業生がいて繋がることができた。自分の感覚だが、香港はサービスや製品をテストしブラッシュアップするには丁度良いサイズのマーケットで、ここで先ず事業を開始し、その後中国や東南アジアに拡大して活躍するスタートアップが幾つかある。自分の初案件もその計画だ。


最後に、VC投資で勝負していく上で、片手で数えられる位しか保存しなかった、授業のスライドの一つを見返した。RREベンチャーズというニューヨークで活動する一流VCの創業者による、VCについての授業だ。(RREはこれまで計1,600億円超を運用している)その1ページには、こんなことが書かれていた。


  • 自分に問いなさい。
  • これが貴方のなりたい自分なのか。
  • なぜこのビジネスで勝負したいのか。
    • 会社を作り成長させるのは大変な仕事
    • 失敗するリスクは大きい
    • 競争は激化
    • リターンがトントンなんてよくある話
  • 貴方の人生における時間軸は何なのか。
  • 貴方のリスクアペタイト(リスク選考)はどれくらいなのか。


未来の世界を作るサポートをできる、とても面白くエキサイティングな仕事である一方、10年後にも生き残れるのはごく僅か。運に多くが左右される中で、実績を残していけるのか。非常に楽しみなチャレンジだ。


自分の部屋から見えた2本の虹。この時期、スコールに近い強い雨が短時間降るので、その後に見えた綺麗な虹。

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